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Yirgacheffe Shengo Anaerobic Co-Fermentation Pineapple[25/26crop]

華やかな花の香りとパイナップルの果実味が織りなす、複雑で長い余韻

商品管理番号 63606045
生産地 Ethiopia SERS Gedio Yirgacheffe Haru Suke Shengo village(南部エチオピア州 ゲディオゾーン イルガチェフェ ハルスケ シェンゴ村)
生産者 TEMERACHI COFFEE
標高 1950-2100m
品種 Kurume
精製方法 Anaerobic Co-Fermentation with Fresh Pineapple 72 hrs
規格 G1
収穫年 / 入港日 2025-2026 / 2026年8〜9月予定
Cup Notes High floral intensity, coriander, herbal tones, strawberry, pineapple, complexity, smooth, long aftertaste, expressive finish.

Temerachi Coffee | Shengo Farm Experimental Lots

イルガチェフェの自社農園で取り組む、小ロット設計による5つの実験的プロセス。

Shengo Farmは、Temerachi Coffeeのオーナーである ダウィット・ギルマ氏が2021年より所有する自社農園です。 エチオピア・イルガチェフェのHaru Suke、Shengo Villageに位置し、 標高1,950〜2,100mの高地でコーヒーを生産しています。

2025/26クロップでは、Golden Honey、Mosto Anaerobic、 Dark Room、Pineapple Co-Fermentation、 Passion Fruit Co-Fermentationの5つの試験ロットを制作しました。

※各項目は開閉式です。
Shengo Farmの背景や品質管理、各ロットのプロセスを、 必要な部分だけ読み進めていただけます。
Shengo Farmについて詳しく読む

Shengo Farmは、エチオピア・イルガチェフェの Haru Suke、Shengo Villageに位置するTemerachi Coffeeの自社農園です。

農園の標高は1,950〜2,100m。 品種はイルガチェフェ地域に根付くWolishoやKurumeを中心に栽培しています。

今回のExperimental Lotsには、完熟したKurumeのチェリーを使用。 ロットごとの条件を細かく管理しながら、 発酵方法や乾燥環境の違いによって生まれる風味の変化を検証しています。

Experimental Lotsが生まれた背景

2025/26クロップのエチオピア南部では、 天候や収穫量の変化に加え、コーヒーチェリー価格の高騰が続きました。 こうした市場環境の中で、単に生産量を追うのではなく、 小ロットで付加価値の高いコーヒーを生み出すことが、 これまで以上に重要になっています。

Shengo Farmでは、自社農園だからこそ可能な 「小ロット × 試験的プロセス」に取り組みました。

今回の目的は、2025/26クロップの販売だけではありません。 各プロセスに対するロースターからの評価や市場反応を確認し、 2026/27クロップ以降の継続生産や品質改善につなげるための 試験的なプロジェクトです。

品質管理を担うアシェブル氏

今回のExperimental Lotsのプロセス設計と品質管理を担ったのが、 Temerachi CoffeeのQuality Managerである Ashebir(アシェブル)氏です。

アシェブル氏は、Bonga UniversityのCoffee Departmentを首席で卒業。 コーヒーに関する専門知識と現場での実務経験を活かしながら、 以下の工程を一貫して監修しています。

  • プロセス設計
  • 発酵工程の管理
  • 乾燥工程の検証
  • ロースト検証
  • カッピングによる品質評価

学術的な知識と実際の生産現場を結びつけ、 発酵時間や乾燥環境を細かく管理することで、 それぞれのロットに明確な個性を持たせています。

5ロットに共通する品質管理

今回の5ロットは、すべてShengo Farmで収穫された 完熟チェリーのみを使用しています。

  • 完熟チェリーのみを丁寧に選別
  • 品種はKurumeに統一
  • ロットごとに発酵条件を設定
  • 小ロット単位で工程を管理
  • パーシャルシェード(半日陰)を利用した緩やかな乾燥

発酵後は直射日光を避け、 パーシャルシェード(半日陰)のもとでゆっくりと乾燥させています。 急激な乾燥を避けることで、水分を均一に整えながら、 クリーンさと風味の複雑さを保っています。

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2025/26 Crop Lineup

同じShengo Farmの完熟Kurumeを使用しながら、 発酵方法や乾燥環境を変えることで、 それぞれ異なる風味表現を目指した5つのExperimental Lotsです。

Golden Honey Mosto Anaerobic Dark Room Pineapple Co-Fermentation Passion Fruit Co-Fermentation
Golden Honey

48-Hour Fermented Honey Slow Dry

完熟チェリーを丁寧に選別し、果皮を除去した後、 ミューシレージを残した状態で48時間のコントロール発酵を行います。

発酵後はパーシャルシェード(半日陰)のもとで、 15〜18日かけてゆっくりと乾燥。 発酵を過度に進めるのではなく、 甘さとカップの骨格を整えることを目的としたプロセスです。

若木が持つ繊細な風味のポテンシャルを活かしながら、 クリーンさと豊かな甘さを両立したロットに仕上げています。

Cup Profile
華やかなフローラルアロマ、コリアンダーを思わせる繊細なハーバル感、 マンゴー、ピーチ、アプリコット。 シルキーな口当たりと、甘く長く続く余韻が特徴です。

Mosto Anaerobic

Mosto Anaerobic 72 Hours

完熟チェリーを選別した後、コーヒーチェリー由来の果汁である Mostoを加え、密閉環境下で72時間のアナエロビック発酵を行います。

発酵後はパーシャルシェード(半日陰)のもとで、 18〜20日かけてゆっくりと乾燥。 最終的に水分値が約11.5%になるまで、 急激な乾燥を避けながら均一に仕上げています。

Mostoによって発酵の複雑さと華やかさを引き出しながらも、 過度な発酵感を抑えた、クリーンなカップを目指したロットです。

Cup Profile
フローラル、レモングラス、明るいシトラス、マンダリン、 熟したアプリコット。 複雑な果実味と、クリーンで長く続く余韻が特徴です。

Dark Room

Dark Room Fermentation 45 Days

完熟したレッドチェリーを厳選し、 パーシャルシェード(半日陰)のもとで水分が約40%まで低下するまで プレドライを行います。

その後、チェリーを光を遮断したDark Roomへ移し、 約45日かけてゆっくりと乾燥させます。

遮光環境の中でミューシレージを緩やかに乾かすことで、 ミューシレージ由来の糖を豆へゆっくりと浸透させ、 深みのある甘さとクリーンさを両立しています。

Cup Profile
非常に華やかなフローラルアロマ、ローズ、ラズベリー、 メロン、ピーチ、トロピカルフルーツ。 シルキーな口当たりと、甘く長く続く余韻が特徴です。

Pineapple Co-Fermentation

Anaerobic Co-Fermentation with Fresh Pineapple 72 Hours

完熟チェリーを丁寧に選別した後、 フレッシュパイナップルとともに密閉タンクへ投入し、 約72時間の嫌気性共発酵を行います。

発酵後はアフリカンベッドへ移し、 直射日光を避けたパーシャルシェード(半日陰)のもとで ゆっくりと乾燥させています。

パイナップル由来の香りだけを強調するのではなく、 Kurume本来のフローラルさや透明感を残しながら、 トロピカルな果実味と複雑さを加えることを目指したロットです。

Cup Profile
際立って華やかなフローラルアロマ、コリアンダー、 繊細なハーバル感、ストロベリー、パイナップル。 滑らかな質感と複雑な果実味が重なり、 表情豊かで長く続く余韻が特徴です。

Passion Fruit Co-Fermentation

Anaerobic Co-Fermentation with Fresh Passion Fruit 92 Hours

完熟チェリーを丁寧に選別した後、 フレッシュパッションフルーツとともに密閉タンクへ投入し、 約92時間の嫌気性共発酵を行います。

発酵後はアフリカンベッドへ移し、 直射日光を避けたパーシャルシェード(半日陰)のもとで、 急激な乾燥を避けながらゆっくりと仕上げています。

パッションフルーツの鮮やかな酸や香りを取り入れながら、 Kurumeの繊細なフローラルさとクリーンなカップを保つことを 目指して設計されたロットです。

Cup Profile
非常に華やかなフローラルアロマ、ラベンダー、 繊細なハーバル感、ピーチ、パッションフルーツ、 ストーンフルーツ。 明るく透明感のある酸とシルキーな口当たり、 上品で長く続く余韻が特徴です。

Experimental Lotsについて

今回の5ロットは、単に発酵感や強いフレーバーを生み出すことを目的としたものではありません。

Shengo FarmのKurumeが持つフローラルさ、透明感、明るい酸質を土台に、 発酵方法や乾燥環境によって甘さ、質感、複雑さをどのように引き出せるかを 検証した試験的なロットです。

ロースターの皆さまからいただく評価や市場での反応を、 次年度以降のプロセス設計と品質改善へつなげていきます。

Roaster Notes

推奨焙煎度:浅煎り〜中浅煎り
・チャージ温度はやや控えめ〜中程度
・RoR(温度上昇率)は滑らかに下降させる
・1ハゼ後は穏やかにデベロップメントを進める
・DTR(デベロップメントタイム比率):11〜13%程度を目安

浅煎り〜中浅煎りでクリーンに仕上げることで、このロットが持つパイナップルやストロベリーを思わせる鮮やかな果実味と、華やかなフローラルアロマ、豊かな甘さ、バランスの良さを引き出しやすくなります。

過度な熱量を加えると、透明感や甘さが損なわれやすいため、焙煎後半は穏やかに熱を加えながら、クリーンで立体感のあるカップを目指すのがおすすめです。

※あくまで推奨プロファイルの一例です。